支部内審査が終わりました。
「全員落とすつもりでいますので、
必ず合格できる何かを見せてください。」
審査当日の仕上がりだけで、合否を決めることはありません。
半年間の取り組み方、稽古の時の姿勢、
単純に言えば「やる気」をまず評価します。
やる気があって、先生の話を聞いていて、
よく見て自分でも出来るようになろうと身体と頭を使う。
それを週の稽古で必ずしていれば、
実力はおのずとついてきます。
入会したときに、
「お。これはセンスあるな。」という子がいたとします。
だからって、どうってことありません。
稽古の時に適当にしていれば、
そーいえば、入ってきたとき上手そうだったよね。で終わりです。
「この子、動くの苦手かな…」と思う子が、
努力をコツコツ続けていれば、確実に力がついてきます。
中には特別な配慮が必要な場合もありますが、
それでも積み重ねたものがあれば、
その子、その人なりの実力というのは
やはり見えてくるものです。
理由があって合格しますし、
理由があって不合格になります。
但し、次回また合格するとは思わないでください。
また、落ちるとも思わないでください。
次の半年間の一日目は今日です。
次回の審査はもう始まっています。
さて!
第二期と言っても良いくらい、
20名弱の練習生が一斉に防具を購入しました。
それが届きました。
(石〇さん、ありがとうございました。)
某ご家族からのご連絡に添えられていた写真です。
ご自宅で確認のために並べてみたようです(^-^)
娘と私が11年程前、
初めてこれを手にしたときの、
なんとも新鮮な気持ちがふと思い出されました。
娘は小学校高学年と中学時代に何度か優勝しておりましたが、
最初から俄然やる気だったわけではなく、
どちらかというと組手嫌いでした。
それが楽しくなってきたのは、いつからなのか、
母親の私にはよく分かりませんでしたが、
好きになって楽しくなってハードな稽古が嬉しくなってくると、
やっぱり伸びるものなんだなと、実感したのを覚えています。
すぐに心が折れて、
ビービー泣いていた幼児期があったとは、
今でも信じられないくらいです。
っていう実感があるからこそ、
子どもたちにはやはり、組手に取り組んで頂きたいと思っています。
ケガのリスクはゼロではありませんし、
気持ち悪いほどの紫色の斑点があちこちに出来たりもします。
打撲はまぁ、当たり前です。
だけど、いい?
家で勉強ばっかりするよりも、
ゲームばっかりするよりも、
スマホばっかりいじってるよりも、
「体験」をちゃんとしてごらん。
人と向かい合うことは、とても恐いことです。
だからこそ、ルールがある中でやってごらん。
辞めたければいつでも辞められます。
義務で空手をする必要は一切ありません。
親御さんの期待のためにする必要も、
先生の期待に応えるためにする必要も、一切ありません。
ほんの少しでも心が望んでいるなら、
みんな自身の未来のために、やってごらん。
やらないよりは、やる選択をしてみてほしいと思います。
何も変わらないかもしれないけれど、
何か変わるかもしれないよ。
得るものは、人それぞれになると思うけれど、
自分を知ることになるかもしれない。
楽しみですね。
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