9/6 本日の稽古/今日好風

毎年宗家から頂く柳心舘カレンダー。

忙しさにかまけて、めくるのを忘れておりました。

9月の言葉「今日好風(こんにちこうふう)」

秋風の心地よさを感じる時間が…銘々一番大事。


必要な時に、ちょうどよい言葉がさらっと出てくる、

それがこのカレンダーの凄いところ。


事務作業に追われて、夏休みを全く楽しめていないが…

深夜のコンビニ帰りにふわっと「ああ、風がもう秋だな」と思ったときに浮かんだのは、

「あーーー早く学校行きたい」でした。


そうそう遊べない大人の専門学生の私は、休みよりも学びたいのでしょう。

なんかちょっと残念な気もするけど笑


「子どもの権利条約」「児童福祉法」は引き続き、後期に深堀り。

「日本国憲法」の授業も入ってきます。学び直しは楽しいものです。




さて、稽古日記です。

先週は昇段級審査Weekでしたので、審査結果をお渡ししていきました。


私の師匠のスタイルで、結果通知書の右側は「先生からの言葉」が書かれています。

書かれています…ですが、尾久弐と峡田一の練習生に書かせて頂くのは私です。


幼児については、分かりやすく書きますが、

空手を続けていくうちに、級も学齢も上がっていきます。

レベルが上がってきているからこそ、

「それでよいのかよく考えなさい」という内容にもなってきます。


辛口のコメントを書く場合もあります。


ただし、それは本人の「人格」についてではありません。

あくまで「空手道」に対する姿勢、技能、心など、

客観的に見られるもの

…まぁ、「稽古をレベルどおりにちゃんとやってるか」ということになります。


やってるけれど、言われないとやらない。

好きなことだけ頑張るけど、準備体操はグダグダしている。

休憩中に鬼ごっこをして走り回るのは良いけれど、時間になっても終わらない。

みんなで使っているものを、片付けない。


など、ごくごく当たり前のことが、そのまま合否に繋がります。


ですので、最終的には「人格形成」の一つの要素にはなってくるとは思いますが、

「不合格」=「自分はダメなんだ」という捉え方をしないよう、

保護者の方にも、練習生本人にも、ご理解頂く必要があります。


「あんなに頑張っているのに、合格しない」と、思われるご家庭もあるかもしれません。


頑張り方が正しければ、技能は着いてくるものです。

「それ違うよ」ということを何百回頑張っても、

悪癖になるだけで上達からは離れていきます。


色々とお心に思うことがある場合はとくに、

どうぞ関心をもって、稽古を見学なさってください。

または、ご自身も一緒に、同じ立場に立ってみてください。

(いつでも入会ウェルカムです)


どれだけ四股立ちがキツいものか、

どれだけ同じ位置を蹴ったり突いたりすることが容易ではないか、

それが自分の身体と感覚を通して、ご理解いただけると思います。


なかなか出来ないのが普通です。

時間がかかるものだから、価値があります。


「不合格」に上乗せして、怒ることはしないでください。

「次は受かるよ!だって頑張ってるもの!」と、安易な確約もしないでください。


「合格」の重みも、

「不合格」の重みも、

背負うのはすべて「本人」です。


もしも不合格で落ち込んでいたら、

そろっと好きなご飯を用意してあげる。

それくらいのスタンスでいてください。


そして、合格に対して、さらなるご褒美も与えないようにしてくださいね。

お子さまの価値観というのは、この時期とても大事です。


本日も有難うございました。

礼和いきいき親子空手道 / 峡田おやこ空手道

現役保育士が分かりやすく教えています。 東京都荒川区で活動中。 当会では幼児さん~大人の方までが、 それぞれの目標に向かって 真摯に稽古に取り組んでいます。 子どもたちの成長過程には、 家庭や園・学校だけでなく、 信頼できる大人の中で自分も信頼されていく、 そんな環境が大切です。 お子さまの成長に大切な時間を、 親子で一緒に空手道と過ごしませんか? 初心者歓迎♪ 見学・体験お待ちしております。