オンライン稽古はやらないよ。

オンライン飲み会が話題になって、
テレワークが少しづつ増えてきた頃。

まだ緊急事態宣言前だったけど、
空手のオンライン稽古なんかも
やろうと思えば出来るなーと
考えていたけれど。

実は若干迷惑にもなるんだよな…

ってことも50対50で拮抗しており、
悩んだ末にやっぱりやらないと決断。

実際に「やってほしい」とも
一声もあがらず笑笑

オンラインをさっさを始めてほしいのは、

まずは義務教育っしょ。


当会の空手道は、
経済活動ではなく非営利活動。

もちろん、みんなにとって
大切なものではあるけれど、
無くては淋しいに決まっているけれど、

やらないとご飯が食べられない子が
出てくるわけでもなければ、
家賃が払えない練習生が
出てしまうわけでもない。

学校の授業すら滞っているときに、
ご家庭のパソコンならびにスマホを
ある一定の時間占拠してやるような
ことではない。

おそらく、
環境にも時間にも
余裕のある決まったご家庭だけが集まり、
子どものやる気や想いとは無関係に
家庭格差が生じると思う。


それは、もやもやするし嫌なんだ。
誰かが楽しくて、
誰かが置き去りされるのは違うから。


おまけに、下町とはいえ、
都会のマンション事情もあるし、
ドタバタしようものなら
別のリスクも発生する。
とくにこういう状況のときには、
無縁な人にも配慮がいる。
(子どもを守ることはそういうこと。)


型はみんな持ってる。
基本も持ってる。
物理的にミットも持ってるし、
サンドバッグがある家もある。
なにより、みんな知恵がある。


「足るを知る」


である。

なので、
空手の稽古はみんなの知恵に
任せることにしました。

実際「こんな練習を家でしています。」
なんてお手紙を子どもたちから頂き、
泣く!えらい!さすがだ!
やっぱり、出来るな、きみたちは!
と思ったばかり。

そーなんです。
子どもたち、できるんです。


現代の子どもたち、
遊び場こそ無くなってしまったけれど、
それこそこれが10年前でも、
ツールもこんなに無かっただろうし、
コンテンツも無かっただろうし、

コロナの蔓延によって
止まってしまったことの中でも、
子どもたちが楽しめるような
YouTubeやアプリがあって、
学習支援のチャンネルがあって、
それを生み出す大人がいる。
一流のスポーツ選手や
芸能人たちがみんなを応援している。

それはやはり、
今で良かったね。と、
言ってもいいところかもしれない。



学校が再開されれば、
いきなりみんなは感染リスクが
ニョキっと上がる。
そこに空手も再開すれば、
多様な学校の子どもたちが集まり、
リスクどんだけ増やすねん!
って感じになる。
(学校としても「やめて」って感じだろう。
他校と交流しちゃうの?
どこの、なんのクラスターか分からなくなるでしょ?)


オンライン授業が進めば、
それはそれで
この数ヵ月を取り返すために、
画面に釘付けになる。
さらに、ゲームもやるよね、
子どもたち。
ブルーライト対策とか、
言ってられないだろう…。


どちらにしても、
今の状態での空手の再開は、
対面にしろオンラインにしろ、
出来たとしても
一過性にすぎないんだよね。

子どもたちに学びとってほしいものは、
技術よりもその他のものだから。


今は焦らず。

みんなが元気でいることが見えれば、
それだけで充分。


きっとこれから、
勉強の方が大変になるから。
(お仕事の本格的な再開も含め)

今自分が持っているもので、
自分に必要なときに
空手を使ってください。

大人の方も、
子どもたちも。


知足だよね(^-^)

礼和いきいき親子空手道 / 峡田おやこ空手道

現役保育士が分かりやすく教えています。 東京都荒川区で活動中。 当会では幼児さん~大人の方までが、 それぞれの目標に向かって 真摯に稽古に取り組んでいます。 子どもたちの成長過程には、 家庭や園・学校だけでなく、 信頼できる大人の中で自分も信頼されていく、 そんな環境が大切です。 お子さまの成長に大切な時間を、 親子で一緒に空手道と過ごしませんか? 初心者歓迎♪ 見学・体験お待ちしております。