9/20 本日の稽古/代行指導

「茶帯=黒帯代行」

「黒帯の先生が何かの都合によりお休みとなる場合、

指導を1から組み立てられる。

代わりとなれるのが「茶帯」です。」

これは、地区本部長であるY教士の審査会での言葉です。


とはいえ、2時間半の稽古です。

小・中学生にはなかなか難しく、

私個人としては、成人した大学生からが

やはり安心してお任せできると感じております。


当会の茶帯は、大学受験真っ只中の高校生。

それから、小学生です。


そこで白羽の矢が立ったのが、支部長の同期の桜。

大学生のお兄さん(歴10年)でした。

今の子どもたちは、今は無垢な子どもです。

ですが、こうして数年後には「成人」となります。

空手のみならず、いろいろな場所・人間関係での経験を通して、

大人になっていき、社会に出ます。


教育機関での勉強と、任意の短期留学等での経験、インターンシップ、

アルバイト。


それ以外の、この「一人で前に立つ」というスキルというのは、

私がずっと注目している空手道独特の経験値です。


一斉指導で4才~社会人の大人の方(それも管理職世代)を対象に、

稽古を組み立てて進める。

普通に考えて、異年齢の幅の広さだけでも大変なことです。

だけれど、それを一つにまとめる。

その根幹は、全員が共通する理念としての「空手道」です。


指導を受ける側の練習生にとっては、

普段と違う課題でもあります。


前に立つ人が変わって崩れるなら、

それは「心に先生がいないから」。


自分の先生は「自分」。


お父さん・お母さんでもなく、

「自分が一番の先生」。



今日、黒帯不在で初めて稽古を引き受けてくれた茶帯のお兄さんは、

やはり昔、小学生でした。(当たり前だけど)


『みんなに伝えたいこと』


指導の中に、それがあったかと思います。


それが「ある」か「ない」か。

そこが「先生」に近いか、遠いかの違い。

「有段者」になる必要があるか無いか、

それくらいの違いかと思います。


何も伝えることがなく、

何も理念がなく前に立つ。

だとしたら、紫帯で十分だと個人的には思います。




自分は前で指導をする立場にあらず。


だから、ここにいるみんなで協力して、

稽古を、場所を、組み立てていくことをしていきましょう。


後半はそれが上手くいくようになってきて、

実際に年齢は僕には分からないけれど、

きっと大きいと思われる子たちが、

それよりも小さな子たちのことをよく見て声掛けして、

そして成り立つようになってきました。


その行為というのは「やさしさ」であり、

空手にはそういう心が大切なのだと、


彼はみんなに伝えていたと思います。




みんながあと数年後。

どこかで一人、

前に立ったとき、

どんなことを伝えていきたいか。


空手をしているかどうかは分かりませんが…

そういう機会が訪れたときに、

思い出すひと場面となってほしいと思います。



龍生くん、

代行指導、ありがとうございました。

本当に助かりました!! 心より感謝!!!!


そして、練習生の皆さん、保護者の皆さま、

5年間で初めてのお休みでしたが、

実子のことを大事にするためにも必要なお休みでした。

おかげさまで前にまた一歩進みそうです。


本日もありがとうございました。

礼和いきいき親子空手道 / 峡田おやこ空手道

現役保育士が分かりやすく教えています。 東京都荒川区で活動中。 当会では幼児さん~大人の方までが、 それぞれの目標に向かって 真摯に稽古に取り組んでいます。 子どもたちの成長過程には、 家庭や園・学校だけでなく、 信頼できる大人の中で自分も信頼されていく、 そんな環境が大切です。 お子さまの成長に大切な時間を、 親子で一緒に空手道と過ごしませんか? 初心者歓迎♪ 見学・体験お待ちしております。